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ホームページのリース契約には気をつけよう!地方の飲食店や美容室などの小規模店舗様に注意勧告

公開:2017/02/25

ホームページ制作

この記事は約5分で読めます。

先日ある地方の飲食店の方からホームページの事で相談を受けました。
内容はホームページの編集をしたいけど、やり方がわからないので相談したいという事でした。
見させていただいた依頼者のホームページは見た目にも内部のソースコード的にもお世辞にもしっかりした作りとは言えませんでした。
今はWEB制作も専門家でなくても知っているWordPressなどの有名なCMSを使っているわけではなく、「TieredWorks」というPHPで動作するオリジナルのCMSを使っていました。サイトの紹介では直感的にページの追加やSNSの連動などを可能にさせるみたいですが、依頼者はパソコンには疎い高齢な方のため、そのアプリを開いてページを追加しようとしてもちんぷんかんぷん状態。
この「TieredWorks」というのを使用しての「ホームページリース商法」は一時期問題なっていたようです。

「そろそろ店のホームページをつくらないといけないけど、一括で払うのはキツイから月々3万円ぐらい払えばつくれるならリース契約もいいかな〜」と思って契約してしまった今回のケースですが、ホームページのリース契約はオススメできません。というかやめましょう。
最初に100万単位のお金をふっかけられて、その後月々支払いの安い金額を提示されれば「それなら」と思うかもしれませんが、決断の前に一歩踏みとどまって下さい。

ホームページのリース契約には注意!

リース契約というのは弊社でのホームページ制作時の契約では取り扱っておりませんが、限りなくグレーです。ブラックといっても言いかもしれません。
そもそも車や端末、電化製品のような物体に対してのリース契約はありますが(飲食店の大型冷蔵庫とか)ホームページのような形のないもの(無形)でのリース契約は成立しません。

【参考サイト】サイトのリース契約は止めましょう

そこで、制作とは別でソフトウェアやノートパソコン、SEO対策(Google検索での上位表示)などのサービスに5年のリース契約をかける事で「ホームページ制作」に対してリース契約を結びます。

支払いが終わっても古臭いホームページが残るだけです。

今回相談を受けた依頼者も5年間のリース契約中で、あと2年ほど支払いが残っていました。
毎月3万円+サーバー代金が5,000円ほど支払っているようなので、5年間でトータル200万円近く払っています。
ホームページのトレンドや主流は、ここ数年で劇的に進化していますし、これからも進化は続いていくでしょう。

今見ても稚拙なつくりだったのに、後2年後になると、古臭いを通り越して化石のようなホームページになっているかもしれません。

サポートを謳っていながら対したサポートはしていない現状

今回相談を受けた依頼者の製作会社は、まだ連絡をすれば対応してくれていましたが、ヒドイところでは出来上がってから一切のサポートをせず、何をするにも金額を要求されるという泥沼にハマり、講義をしようにも「契約書に書いてるでしょ。へへへっ」となり、依頼者も泣き寝入りしてリース契約をただ払い続ける形に…。
当然ながら事業者同士の契約なので、「クーリングオフ」などは適用されません。

典型的なパターンだと、営業に来ていた制作会社は倒産して、もはや誰にサポートを頼めばいいのかわからない状態になる場合もあります。
「それなら、もうお金を払わなくてもいいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、リース契約をしてくる制作会社はクレジット会社や信販会社を間に入れて料金の支払いをするので、製作会社は契約が決まった時点で、お金をもらっているので、製作会社が倒産しようが、後は依頼者とクレジット会社とのやり取りになりますので、支払いが滞れば、取り立ての催促が来ます。
初期費用がかからないからといって5年、ひどい場合は10年の数万円の支払いは厳しいものがあります。当然お店が閉店しても払い続けなければなりません。

結局、全てを業者に握られて契約解除できない

ホームページは無形といいましたが、重要な財産があります。
それは「コンテンツ」と「ドメイン」と「サーバー」です。
「コンテンツ」はホームページの中身でこの内容次第でGoogleなどの検索エンジンが表示順番を決めています。
「ドメイン」は「http://」の後ろのURLです。ホームページの住所のような物ですね。
「サーバー」は倉庫のうような物なので引越ししてしまえばいいのですが、サーバー内の重要なデータ(データベースなど)がないと全ての移行作業が不可能である場合もあります。

特にドメインは検索エンジンに表示されるための大事なアドレスなので、これがないとホームページを表示させることもできません。しかし、悪徳なリース契約の場合は、このドメインの権利は業者側にあり、「こっちの管理にしてくれ」と言われても「リース契約が終わるまでは無理です」と言われます。業者の立場からすれば当然かもしれませんが・・。

ひどい時は「今月でリース契約も終わりだから別の制作会社にドメイン渡してリニューアルしよう」と思って業者に問い合わせても「リース契約なのでドメインはこちらの返却していただきます。必要な場合はもう一度リース契約を結んで下さい。へへへっ」となってしまい、再び通常のレンタルサーバーよりちょっと高めのぼったくりサーバー費用を取られることになります。

弊社の対策

相談を受けて、我々ができることは新たにドメインを取得して新しくホームページを作成することしかできませんでしたが、先にホームページでトータル200万円近く支払っているので、予算がなくリニューアルではなく移行する形にし、WordPressという代表的なCMSに移行しました。
気になるトコロでは同じ店舗のサイトがあることですが、古いホームページは制作費の内訳に「SEO対策」も入れていましたが、大した作業もしていなかったようなので、あっという間に追い抜くことができそうです。

そもそもホームページは会社の顔であるもので、その規模は会社によって様々です。それを「初期制作費無料!一括料金!(100万円以上)」を謳う事自体が間違っているのではないでしょうか?
弊社ではご予算に応じたホームページ制作を行っています。お気軽にご相談下さい。

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