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【初心者向けパソコン知識】CPUの性能の見方を学んで、適切なパソコン選びをしよう(Intel編)

公開:2017/08/03

お役立ち情報

この記事は約7分で読めます。

パソコンを選ぶ時に価格が大きく差がつくのが「CPUの性能」です。HDD(ハードディスク)の内容量も同じですが、最近はHDの価格は下がり気味なので、「HDの内容は一緒だけど、CPU性能のランクによって2、30,000円は値段が違う」という価格表を目にする事があります。
CPUの性能を理解することによって、自分が欲しいパソコン選びの参考になります。

CPUの性能の選び方とは?

パソコンの脳みそだと言うほど重用なCPUですが、実物はかなり小さな部品です。
CPUは「Intel」と「AMD」の2つが大半のシェアを占めています。
その中でもIntel社は現在国内シェアNO.1、AMD社とのシェアの差を広げており、家電量販店やネットでパソコンを購入する際の多くのパソコンにインテル社のCPUが搭載されています。

AMDとIntelではCPUの性能の見方が違ってきますので、ここでは一旦Intel社のCPUの性能を比較してみます。
AMDについてはまた後日記事をあげさせて頂きます。

まずIntelのCPUの機能を見るポイントですが、

  • シリーズと型番(頭の偏差値)
  • コア数(脳みその数)
  • クロック数(頭の回転の速さ)
  • ターボブースト

を見るとよくわかります。

シリーズとは?(頭の偏差値)

パソコンの重用部を司るCPUですが、シリーズと型番はその偏差値みたいなものでしょうか。
だいたいどのレベルのCPUかはココで判断します。

IntelのCPUには以下のシリーズがあります。
Core i7
Core i5
Core i3
Core 2 Duo
Celeron
Pentium

基本的には上に行くほど高性能なCPUです。
Core iシリーズはよく見るので知っている人も多いのではないでしょうか。今のところ(2017年)においてここではCore i7がトップクラスのCPUとなっています。ただ、リストに載せませんでしたがXeonという企業向けの超高性能なCPUもシリーズとしてあったりしますので、他のシリーズも存在するんだ、くらいに心に止めておいて下さい。

よくネットでもこんな広告みますよね。ここに書いてある「Core i 5」というのがシリーズになります。
「Core i 5 なのにすごく安い!このパソコンお買い得じゃない!」と思うかもしれませんが、そこはちょっと待ってください!
CPUの性能はシリーズだけでは決まらないんです。
見る時は型番までをしっかりチェックしましょう。

 

こちらは価格.comでのCore i7の販売ページ(2017年6月/価格.com)

このように同じCore i7でも多くの型番(種類)があります。
それは同じシリーズでも定期的に開発・販売を重ねているからなんですね。
こうなってくると最新のCore i5よりCore i7の古い型は性能が劣るなんて事もおこってきます。ちなみにこの型番は数が大きい程最新のものとなります。
2017年6月現在ではCore iシリーズは全て7000番代が最新です。ちなみに7000番代を第7世代、6000番代を第6世代という言い方もします。
余談ですが私の知人は中古のパソコンでCore i5の3ケタの型番のCPUが搭載した物を購入していました。最初はCore i5だからかなり性能が良いものだと思っていたようですが、後々そうではないことに気がついたよう(汗)
ただ、家でネットサーフィンするだけだからそれでも全然快適だと言っていました。

よく広告でも「Core i◯搭載!」なんて大きく書いてあったりしますが、そこだけに引っ張られないようにしっかりそれ以外もチェックしていきましょう。もちろん、無理にいいものを選ばなくても十分な時もあるので、自分の使用状況に合わせて選んでいくといいですね。

コア数(脳みその数)とは?

CPU自体がパソコンに対して脳みそのような役割をはたしているのなら、CPUのコアとは脳みその数のように例えれます。CPUは膨大な演算を行い命令を送っているのですが、コアはその演算装置の数を表します。もともとコアは1つのCPUに1つでしたが、技術の進歩に伴い増え近年では複数のコアが入っているマルチコアのCPUが主流になってきています。
単純に1のコアで1作業出来ていたのがコアが2つ(デュアルコアと言います)あれば2作業出来るようになるので、複数の作業もCPU内で分担して演算してくれるようになります。
これにより効率的で快適な速度で動くことにつながるのでコア数は多いほうが高性能となります。

ちなみに現在は、
・コアが2つある「デュアルコア」
・コアが4つある「クアッドコア」
・コアが6つある「ヘキサコア」
・コアが8つある「オクタコア」
ぐらいまでが主流となっています。
※12コアは「ドデカコア」というらしいですが、これは日本語でなく「12角形」を英語でdodecagon(ドデカゴン)というかららしいです。ちなみに10角形はdecagon(デカゴン)なので、10コアは「デカコア」だそうです。

しかし、最近ではHT(ハイパースレッディングテクノロジー)という技術により、1つのコアで2つの処理まで出来る技術もできています。技術の進歩ってすごいですね。
コアの数を増やすだけでなく1コア自体の拡張も進んでいるんです。

例えばこのCore i7-7700KのCPU、価格ドットコムでは4コアになっていますが、Intel社HPの製品ページをみてみるとコア数4のスレッド8となっています。

このスレッドというのが本来は4コアだけどHTの技術によって8つ処理までできますよということなんです。
このHTという技術Intel社は例として車線をモデルに解説しています。
本来、CPU内でコアが演算をする時、1つのコアに対して1車線しかない状態だった(一つの動作しか出来なかった)とします。1車線だと渋滞もし易いし、通れる車の量は限られていますが2車線になったことで通れる車は倍になり別方向へ行くことも可能になりました。つまり、1つのコアで2つの作業量が可能になったんです。

これにより、例え2コアでも4スレッドなら、4コアなみの動きに追いつくということです。ただ、この場合も純粋な4コアの方が性能は勝るようで・・。ただ、製品情報としてあまり見やすい所に載っていない事が多いです。

クロック数(頭の回転の速さ)とは?

クロック数とは、CPUが動く基本スピード、正確には1秒間における処理回数を表します。

パソコンの値札などスペックの表記によくあるGHz(ギガヘルツ)とい単位がクロック数の単位です。これはどのくらい脳みそが早く動いてくれるかを表しているんですね。高性能なほど短時間で沢山の計算処理をしてくれます。

基本的に高い数字程高性能ということになりますが、一つ注意点があります。
それはこのクロック数というのは同じシリーズのクロック数でないと比較対象にならないのです。
例えばCore i3とCore 2 Duoを比較しても設計が違うので参考にはならないということです。
あくまで同シリーズの速度の目安として見てみてくださいね。

ターボブーストとは?

ターボブーストとはクロック数を補助する機能です。この機能がついてるかついてないかで、クロック数が表記上の数値より伸びることが可能です。
実際にどんな役割を果たしているかというと、まずパソコンを使えばCPUも動きますね。そして、沢山の作業を行えばCPUのクロック数も上がっていきます。この時、ターボブースト機能が発動します。ターボブーストの役割は、CPUの使用状況に応じて最適な状態でクロック数をあげていくこと、マルチコアの適切な使用があげられます。

例えば、ターボ・ブーストがついていなかったら80%の力でしか早く動けなかったけど、加速するにつれてターボブーストが発動することによって100%の力で走れるようになったりします。
他にも、例えばパソコンのCPUが4コアだけど、使用しているソフトによっては2コアや1コアだけの使用したほうが効率的だと判断した時は、自動的にコアの稼働を使用状況に適切なものに切り替えてくれます。

ターボブーストは、このように最大クロック数の底上げをしてくれたり、効率的な稼働をしてくれる機能なんです。ターボブースト機能がついてるパソコンを購入する際はクロック数は表記されてるものより上がりますので、最大クロック数を気にしてみて下さい(*^^*)

CPUについてのまとめ

パソコンの性能はかなりの度合いでCPUに左右されます。
安いパソコンはCPUのレベルが低いのがほとんどです。中古PCショップでなく、大型量販店に置かれている格安ノートパソコンのCPUは「Celeron」であることが多いです。「実際どれぐらいのレベルで動くの?」と数値だけではわかりにくいかもしれませんが、インターネットやメールをする分だけなら、問題ないけどオフィスなどのソフトを同時使用すると、もっさりした動きになるイメージでしょうか?
とはいえ、入門編として買う分には申し分ないレベルです。(でないと家電量販店では売りませんから)

的確なCPUを選んで、ストレスのないパソコンライフを送っていただければと思います。

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